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次回公演うさぎ庵とは

「うさぎ庵」は特定の劇団員を持たず、ことばを担当する工藤千夏(青年団演出部)と、庵を訪れる俳優、美術家、音楽家などさまざまなアーティストが、コラボレーションを展開していく場です。「うさぎ組」としての一年間の活動を経て、2004年3月1日にスタートしました。劇場、コンサートホールはもちろん、バーや街角にメディアを問わず出現します。

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●『三匹の犬にまつわる三つの小さな物語』(作:工藤千夏)が、花組芝居・水下きよしさんの語りの会ON-DOKUで朗読されます。
時:2004. 12.29(水)
場所:渋谷ツインズヨシハシ http://www2.odn.ne.jp/~cct09530/

次回公演

チラシおもてチラシうら

青年団若手自主企画Vol.20
『蟹か二か弐か』

あの日、死ぬほど好きだった人よりも、もっと好きな人がいる事実に愕然とする。
ということは、この人よりも大切な人もまた、いつか現れるということか。
そもそも娘という人種の最初の恋人は、父親ではなかったのか。
瞬間は私を、私は過去を裏切り続ける。
だから、私の物語の中では、白馬の王子は後ずさりしながら何人もやってきて、
姫君は次々とくちづけを交わし、やがてスヤスヤ眠るのだ。
しかし、時間軸が意味を成さない恋愛史の中で、最後にはいったい誰が残るのだろう?
王子その一か、その二か、その三か……。

バッハのように美しく、エッシャーのようにからみ合う
「蟹のカノン」的三角関係を紡いでみたいと思っている。
                        2005年1月 作者

●作・演出
工藤千夏 (青年団演出部)

●出演
たむらみずほ
天明留理子
大塚洋
古屋隆太
青山麻紀子
猪股俊明(客演)

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●スタッフ
舞台美術/杉山至×突貫屋
照明/西本彩
舞台監督/桜井秀峰
制作/青年団若手自主企画
宣伝美術/Griffe inc.(工藤規雄+村上和子)
写真/沼田龍一
総合プロデューサー/平田オリザ
主催/(有)アゴラ企画・青年団
協力/うさぎ庵、(有)レトル、岩佐暁子

●チケット料金 予約・当日共 1,500円
 ※日時指定・全席自由席・整理番号付き

●チケット予約開始日
2005年1月19日(水)

●チケット取り扱い
青年団 TEL. 03-3469-9107
青年団オンライン販売

●お問い合わせ
青年団 TEL. 03-3469-9107
うさぎ庵 info@usagi-an.com

●公演スケジュール
2005年4月7日(木)~12日(火)
7(木)20:00
8(金)20:00
9(土)14:00  19:00
10(日)14:00 19:00
11(月)20:00
12(火)16:00 20:00
※受付開始、開場は共に開演の30分前。
上演時間は約70分を予定しています。

※本公演は、芸術地域流通通貨ARTS(アーツ)でもご観劇いただけます。
1ARTS=1円で使用できます。ARTSとは、桜美林大学内の
演劇施設で2003年度から施行された地域通貨です。

●会場
アトリエ春風舎
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1
(東京メトロ有楽町線/西武有楽町線「小竹向原駅」4番出口から徒歩3分)
TEL 03-3957-5099(当日直通)
<地図>

「若手自主企画」とは、青年団に所属する演出家、劇作家、俳優が、独自の世界を求めてさまざまな実験を試みる公演の総称です。アトリエ春風舎をベースに、若手が経験を積むための場を、青年団が全面的にバックアップをしていきます。

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上演記録

※タイトルをクリックすると、公演データ詳細が出ます。

2004.8.17
スタジオ・デネガ(弘前)
うさぎ庵公演Vol.1/スタジオ・デネガ提携公演『星守る犬』

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2004.8.12
南青山MANDALA
BoroBon+うさぎ庵 Presents『星守る犬 -マンダラ・バージョン-』

2004.8.3-8.4
こまばアゴラ劇場
うさぎ庵公演Vol.1『星守る犬』

2004.5.3,5.8
こまばアゴラ劇場
春の団祭り2004/青年団国際演劇交流プロジェクト2004『山羊 -シルビアってだれ?-』東京公演関連企画 オールビー作品リーディングBプロ 『動物園物語』

2004.1.29
東奥はちのへホール(八戸)
2004.1.30
AUGA(アウガ)男女共同参画プラザ5F・AV多機能ホール(青森)
ピアノ・リーディング『円周率の夜』

2003.12.20-26
アトリエ春風舎(東京)
青年団若手自主企画Vol.13『真赤な白』

2003.10.22
THE DING DONG LOUNGE(NY)
2003.11.5
HUE-MAN BOOKSTORE(NY)
「INVISIBLE WOMEN 見えない女たち」(『D』抜粋)

2003.8.3
兎小舎(東京)
兎芝居番外篇ピアノ・リーディング『円周率の夜』

2003.5.3-5.5
兎(東京)
兎芝居Vol.1『卯の卵』

2002.12.28
ザ・レッド・ルーム(NY)
『あなたなしでは生きられないが、あなたとは生きられない。』
I can’t live without you, but I can’t live with you.

2002.12.16
マーティン・シーガル・シアター(NY市立大学グラデュエイトセンター)
現代日本戯曲リーディングの夕べ『阿房列車』
Trifle Train

2002.6.1
トド・コン・ネダ・ショウ・ワールド@タイムズスクエア・シアター(NY)
『D』

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プログラムノート

※タイトルをクリックすると、その公演のチラシ、パンフレットに掲載した文章に飛びます。

うさぎ庵公演Vol.1『星守る犬』

春の団祭り2004/青年団国際演劇交流プロジェクト2004『山羊 -シルビアってだれ?-』東京公演関連企画 オールビー作品リーディングBプロ 『動物園物語』

ピアノ・リーディング『円周率の夜』(八戸、青森)

青年団若手自主企画Vol.13『真赤な白』

兎芝居番外篇ピアノ・リーディング『円周率の夜』(東京)

兎芝居Vol.1『卯の卵』

『あなたなしでは生きられないが、あなたとは生きられない。』
I can’t live without you, but I can’t live with you.

現代日本戯曲リーディングの夕べ『阿房列車』Trifle Train

うさぎ庵文庫

※「タイトル」か「目次へ」をクリックしてください。

どこか、あたたかい場所へ
>>目次へ
※2000年から02年まで湯の国Webに連載した連作短編小説。ちょうど留学中の連載で、NYが舞台です。

三匹の犬にまつわる三つの小さな物語
※04年8月に南青山マンダラで上演された『星守る犬 -マンダラ・バージョン』で朗読された、犬にまつわるショートストーリー。『星守る犬』には、犬が出てこなかったので、犬のお話を作りました。

東奥日報エッセイ97’~00′
>>目次へ
※青森県の東奥日報新聞にリレー形式で連載されたエッセイです。今読むと若いですが、若いときに何を考えていたのかよくわかるというか、結局あまり変わっていないというのがバレますね。

『修学旅行』劇評
※2004年12月の、青森県立中央高等学校演劇部の自主公演のチラシに掲載された推薦文です。高校演劇って、いいですよぉ。うまい下手を超越して、もっと根源的な「演劇する喜び」が感じられて。プロ野球と高校野球の差と同じですね、きっと。

作詞帖

※タイトルをクリックすると、各曲の歌詞に飛びます。

明日を探しに (福地小学校校歌)

お月見の唄 (『真赤な白』挿入歌)

耳をすませば (組曲『En Priere』)

母を恋う歌 (組曲『En Priere』)

永遠の国へ (組曲『En Priere』)

太陽が私にほほえむ今日 (組曲『En Priere』)

ワンダフルライフのレクイエム (組曲『En Priere』)

うさぎ観察日誌
うさぎを観察する日誌ではなく、うさぎが観察する日誌である。では、私はうさぎか? つっこまないつっこまない。
2005年02月06日
物語の作り方 ガルシア=マルケスのシナリオ教室
 努力してストーリー・テラーになれる訳ではなく、最初からそうか、そうでないかだとガルシア=マルケスは言う。『物語の作り方 ガルシア=マルケスのシナリオ教室』を読み返す。自分がどっちなのか考え込んでしまう。ストーリーを展開させることが怖いのだ、「陳腐」に陥りそうで。しかし、語れるのに語らないのか、語れないのか、これは大きく違う。
 ガルシア=マルケスは、ひとりで書斎にこもって文学だけやっている芸術家と思いきや、この本を読むと全く違うことがわかる。あるテレビ局から、中南米を舞台にした13のラブストーリーを書くように依頼されたのをきっかけに、メキシコの彼のシナリオ教室のライターたちと、共同作業で物語を練り、制作会社でドラマ制作までしている。アイデアを出したライターが、全権をゆだねられて脚本を仕上げる。その上で、すべての作品に「ガルシア=マルケスのシナリオ教室」と入れるのだそうだ。
 この本は、共同作業の記録としても面白い。マルケスはときに先生であり、ときに単なるライター仲間であり、風通しよく議論が積み重ねられる。
 『オイディプス王』に言及するくだり、興味深い。「推理小説の謎を組み立てるのはとても簡単なんだが、それを解体する。つまり謎を解き明かすのがとてもむずかしくてね。『予告された殺人の記録』の第一章を書き終えたところで、思わずこうつぶやいたよ。うーん、推理小説になってしまったな。読者の中には、あの人物が殺されるのか殺されないのか知りたくて、何章も飛ばすものもいるだろう。それなら、いっそ、はっきりさせてしまおう。」アイデアのよしあし、そして、その語り口。うーむ。 fb88.info

ウエディング・バンケット/星降る夜のリストランテ
 資料として、ビデオで映画2本。『ウエディング・バンケット』と『星降る夜のリストランテ』。4月の芝居は料理店が舞台なので、なにか参考になるかしらんと思ったのだが、そんな下心見え見えのせいか、あまり楽しめず、結局ネタも拾えませんでした。
 名作の誉れ高い『ウエディング・バンケット』だが、さすがにゲイの描き方が古い。93年だから、仕方ないか。こんなほのぼのとしたNYも、こんななごやかな三角関係もないだろう、もう。少なくてもマンハッタンでは、表面的には偏見はもっとなくなってるし。ひとつ気になったのが、偽装結婚ネタ。『グリーン・カード』が90年なんだけど、いいの?
 『星降る夜のリストランテ』は、同時多発群像劇の難しさを再確認させてくれた。こういう映画は、ロバート・アルトマンに撮らせろぉおおお! あっちゃこっちゃで話を広げてどうせ解決しないなら、もっと思いっきり広げて欲しい。なんだか抜けが足りないというか、どこか生真面目なのだ、発生している問題が。『特別な一日』のエットーレ・スカラ監督だから仕方ないのか。ところで、カルボナーラにケチャップをかける日本人客(眼鏡の親子3人)が登場するのだが、どうみても中国人で、しかも、中国語を話していた。
 ごちそうさまでした、中国料理とイタリアンでおなかいっぱい。

カチカチ山/金壺親父恋達引
 おともだちが出演しているのに、これまで機会がなかった人形劇団プーク公演。びっくする位、のめり込む。今回は、大人向けということで、太宰治:原作『カチカチ山』と、井上ひさし:作『金壺親父恋達引』。
 まず、『カチカチ山』。黒子としてではなく、フィリップ・ジャンティばりの衣裳に身を包み、自らも人形/人間として演じながら人形を使う手法が、二重構造になっていて非常に面白い。文楽だって、主遣いの方の顔も一緒に観て楽しんでるものなぁ。ウサギ=十六歳の処女、タヌキ=三十七歳の好色中年おやじという、太宰の見立てが、ウサギの人形を遣う女優(桐岡麻美夏)とタヌキの人形を遣う俳優(栗原弘昌)と巧みに重なる。演者の視線と人形の目線が一緒なのが、ほんと面白い。人形劇ってこうだろう、と想像していた世界を越えて、演劇としてこういう表現もあるあると感動。今、読み返してみた太宰の原作にはかなり忠実。敢えて言えば、脚色/演出はもっとブラックでエロティックでもよいのでは? そうすれば、ラストの決め台詞「惚れたが悪いか」がもっと生きるはず。
 『金壺親父恋達引』は、さすが『ひょっこりひょうたん島』の井上ひさし先生! モリエールの『守銭奴』ってこんなに面白い話だったっけと驚くほど、歌舞伎的に、人形劇的に戯画化されていて大満足。こっちは、青トレーナーにジーパンという揃いの衣裳(黒子の変型)で、全員被っているキャップに鼻までのベールがついていて、演者の目が観客からは見えないようになっている。人形に集中して欲しいという、『カチカチ山』とは対照的な演出。好みは前者だが、ネコジャラ市と八犬伝で育った私は、これも素直に楽しめた。
 アゴラ劇場にはめずらしく、いわゆる「小さなお子さま」も観客席に。今回の2本は、小学校低学年にはちょっと難しいかも。いっそ、普段の子供向け作品とは一線を画すために、十八歳未満おことわり人形劇とかも作ってみたらどうだろう? 四谷シモンの人形でやるとか? とにかく、いろんな可能性があるなぁと、なじみの薄かった世界に触れられてつくづくよかったのである。

 
 
 
ユリイカ 特集*高野文子
 ユリイカで、高野文子の特集やってる! 渋谷のブックファーストでさくっと買う。好きなのだ、高野文子、昔から。寄稿している川上弘美の文章に共感。そう、高野文子の本は「え、読まなきゃだめよ」と知らない人に貸したくなり、そして返ってきた試しがない。『絶対安全剃刀』も『おともだち』も、今は私の本棚にないなぁ。
 高野文子のマンガは、ゆっくり読みたい。紅茶なんか入れて、クッキーなんかも用意して、頁をめくる手をわざと止めてみたりなんかして。ゆっくりゆっくり丁寧に作られた作品は、ゆっくりゆっくり丁寧に味わなければもったいない。なんせ、ペン入れ3年ですから。
 掲載されている大友克洋と高野文子の対談「<描くこと>と<描き続けること>の不安と恍惚」が、充実している。『黄色い本』のコマ割りと構図と視線の話、漫画家ならずともおっと唸らせられる。あと、マンガの耐久年数の話。小説のように100年もつマンガがあるのか、と。高野文子はぜったいもつと思う。生まれたときから古典みたいな顔をしているし、ガラカメとは違った意味で時代なんか関係ない。で、気づいた。このユリイカ、平積みになってたから最新号かと思ったら、2002年7月号ではないか。ほら、時代なんか関係ない。ちゃんちゃん。

愛の流刑地
 同居人が会社に持っていくので、鞄に入れられる前に日経新聞にはささっと目を通す。私は朝からこんなものを読んでいていいのか、と、つっこみを入れつつも一瞬で読めてしまう新聞小説『愛の流刑地』。というか、日本のサラリーマンは、「私の履歴書」を読むふりをしてまで、朝からこんなものが読みたいのか。
 高村薫ともめて、鳴りもの入りで始まったのが渡辺淳一だと知って、二匹目の『失楽園』(註:三匹目の『化身』でした)を狙いにいく日経もすごいなと思ってはいたのだが。いやはや、ここまでとは。主人公は売れなくなった小説家・菊治。人妻・冬香と不倫中。毎朝、毎朝、スポーツ紙もまっさおのベッドシーンの連続である。挿し絵画家も、ベッドシーン以外のネタ探しに四苦八苦している。「揃えた靴」とか、「ストラディバリウス」とか苦労がしのばれる。
 いいんです、朝刊にそういう小説が載っていても。いや、むしろ、ほんとにいいかもしれない。日経新聞を読む子供なんていないんだから。渡辺先生がおっしゃる「精神的なつながりだけの関係は幼稚愛に過ぎず、精神と肉体の両方がつながってこそ愛は純化される」という御説も、慎んで拝聴しよう。賛成に一票投じてもいい。しかし、そうであるならば、不倫相手の人妻のこの嘘っぽさは何なのだ? 主人公の(渡辺先生の)理想を具現化した、トキのごとく? 絶滅したはずの、あくまでもどこまでも控えめなこの女性の本性がいつ現れるのか、それだけが楽しみで、私は毎朝毎朝読んでいるのに、この1ヶ月猫をかぶったままである。こんな女いねえよ! 菊治、あんた、馬鹿すぎ! 思わずことばも乱れる、語気も荒くなる。渡辺淳一は「男性の視点」を逆手に、得体の知れない化け物のような女にいかにはまっていくのかを描いているのか、単に渡辺流純愛を素直に描いているだけなのか。後者なら怒るぜ! でも、『愛の流刑地』だもんなぁ。ま、『新リア王』は読み続けられなかったから、渡辺淳一と日経の術中に完全にはまっている訳なのだが。
 

プラウドシティ大泉学園
 トレイン・ジャック。ヒッチコック、ヒッチコック、ヒッチコック、有楽町線のその車両はヒチコックに満ちあふれていた。プラウドシティ大泉学園のマンション広告。ここ一、二年、不動産広告にタレント、という以前はありえなかった手法が目につく。宇崎竜童・阿木曜子夫妻、松田聖子親子とか、渋いところで仲代達也とか出ているのだが、この大型マンションはなんとヒッチコックを起用した。イメージコピーなし。もろSPよりの販売告知コピーが、ヒッチコックの持っているカチンコに書かれていり、監督自ら完成予想図の前に立っていたり。当のヒッチコックも、まさか死後にこんな東洋の島国のマンションの売るはめに陥るとは思わなかっただろう。吾妻ひでおもびっくり。
 すでにこの世にいない人を広告に起用することも昨今珍しくはないが、ちょっと限度を越えているなあと感じた。オードリー・ヘップバーンも、ちょっと使われ過ぎ。本人がクレームをつけられないのをいいことに、肖像権管理者は商売に走り過ぎていないか。だいたい、なんでプラウドシティ大泉学園はヒチコックなのよ! と、起用意図を図り倦ね、ぷんぷん怒っていたら、HPを見て納得、というより、ため息が出た。東映撮影所の跡地だった訳ですね。ほそぉおおおおい、映画つながり。電車の中吊、額面にはたしかなかったと思われる、ヒッチコックと商品をつなぐ落とし込みのコピーも入っている。「この最新の話題作を、映画文化を知りつくした男A・ヒッチコックが皆様にご紹介します。」
 アルフレッド、あなたはそれでいいの? 
 そんなヒッチコックを見たい方は、ここへ。

いつだって待っていた
 青年団リンク・高山植物園の『いつだって待っていた』。親しい身内の芝居なので冷静な分析はできない。作・演出の高山さなえと私のアプローチの違いを考えるのが面白くて、手伝いがてら3日間観続けてしまった。いつも性が重要なモチーフである彼女の芝居には、セックスにかかわる単語がばしばし登場し、今回だって「劇中、セックスという単語は何回でてきたでしょうか?」クイズができる位だ。下ネタばっかり話しているのに、ちっとも色っぽくない。いや、色っぽく見せることも、エロっぽく見せることも敢えて避ける。果てしなき猥談の向こうに、人間のどろどろが見えてくる。私とは真逆。同じ男女のどろどろを描こうとしても、土の質も水分含有量も全く違う。『星守る犬』に出演してもらった山村崇子が演じるスナックのママをみていると、余計にその違いがはっきりするのである。今回の作品に関しては、あと15分書き足して、ぜひ再演して欲しいなぁ。
 ところで、遠路はるばる弘前劇場の女優さんたちが、観にきてくださった。「8時間車を飛ばして1時間芝居観て帰るのでは、あんまり申し訳ないので、ちょうど女優さんばっかりだし、一回この芝居やって帰れば? 」という冗談から、弘劇バージョンなら、やっぱり弘前のスナックだよねという話になった。で、ふと思い出した、斉藤又四郎の「いいなぁああ。キャバレー、げんだいっ」というCM。しかし、若い女優さんたちは、誰一人として知らなかったのである。賢治さぁあああん、ご存じですよね??? キャバレー現代。と、唐突に呼びかけてみる。

芳名帳

ようこそ、うさぎ庵へ。
訪れた皆様のプロフィールとコメントを、あいうえお順で掲載させて頂きます。

大庭裕介 Yusuke Ooba 俳優

青年団。1974年東京生まれ。中学、高校時代をアメリカ、ニューヨーク州で暮らす。帰国後、筑波大学に入学。在学中に演劇活動を開始する。卒業後の劇団旗揚げ、主宰を経て、解散後、2001年、青年団に入団。2002年1月『冒険王』(作・演出:平田オリザ 於:こまばアゴラ劇場)、2003年2月、青年団海外交流企画ワークショップ公演『インディア・ソング』 (作:マルグリット ・デュラス/演出:ロラン・グッドマン 於:富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ)等に出演。音楽番組のMC、ショートフィルムへの出演等、舞台以外の活動も幅広く行っている。ソウル・フリンジ・フェスティバル正式招待作品である『三人姉妹』(作:アントン・チェーホフ/演出:三浦基 於・ソウル シアターゼロ)、日本初演のノルウェー劇作家ヨン・フォッセ上演シリーズ『ある夏の一日』(演出:三浦基)など、青年団リンク・地点の演出家三浦基との仕事も多い。

岡田照幸 Teruyuki Okada ピアニスト

東京藝術大学器楽科(ピアノ)を経て、ポーランド国立クラクフ音楽大学研究課程修了。宗広裕詩、遠藤道子、田村宏、故ハリーナ・チェルニー・ステファンスカの各氏に師事。1972年、毎日新聞社主催学生音楽コンクール入賞、1981年、スペイン・マスタープレイヤーズ国際音楽コンクール入賞、1991年函館音楽協会奨励賞受賞、1995年、青森県芸術文化奨励賞受賞。ニューヨーク・アメリカショパン協会、ポーランド協会主催によるカーネギーホールでのソロ及びデュオリサイタルほか、日本フィル、ヤナーチェク、ヴィアノヴァ、新ブダペストなど多数のオーケ ストラ、四重奏団との共演も多数。現在はフリーで演奏、講演、コンサート企画・プロデュースで活躍しているほか、RABラジオ番組『夢ラジオ』「タッチはピアニシモ」、テレビ番組「生テレビ」パーソナリティー「そういえば、、、校歌」)に出演中。

工藤規雄  Norio Kudo アートディレクター

Griffe inc.主宰。青年団・本公演の宣伝美術をすべて担当。タイポディレクションには定評があり、
『卯の卵』はJAGDA 年鑑2004(日本グラフィックデザイナー協会)に収録され、『真赤な白』はTDC年鑑2004(東京タイポディレクターズクラブ)に収録される。2004年6月、写真集『然- Crude-』を上梓。JAGDA 、TDC会員。

現実としては、あり得ないはずの時間が音楽とともに流れ出す。
「うさぎ庵」は普段の活動では味わえない心地よく自由な時間を
デザイナーの村上と私に提供してくれました。
           2004年『星守る犬』に寄せて

杉山至 Itaru Sugiyama 舞台美術家

青年団。Co-Art’s突貫屋主宰。舞台美術家協会会員、二級建築士、桜美林大学非常勤講師。青年団のすべての舞台美術を担当する他、

渋谷から家に帰る途中、国道246号の喧噪を抜けると坂がる。
その下り坂の途中にさしかかると、この季節月がいきなり
顔を出す。夏の熱い夜、ちょっと酔っぱらったような月だ。
それを見るとなんだか安心する。
こんなに明るい東京の夜なんだけれど、今日も月は待っている。
うさぎの住む月の庵。そんな場所が舞台に創れたらな~。
           2004年『星守る犬』に寄せて

谷本進 Susumu Tanimoto 俳優

NEVER LOSE主宰。外部公演への出演は、青山演劇フェスティバル1999ー再生『胸騒ぎの放課後』(台本:金杉忠男、 演出:篠塚祥司、中野精子、1999年、青山円形劇場) 青年団第41回公演『上野動物園再々々襲撃』(原案:金杉忠男/構成・演出:平田オリザ、2001年4月、利賀・ 新緑フェスティバル、シアタートラム)、 青年団国際演劇交流プロジェクト2002『エクリプス -蝕-』(作:バリー・ホール/演出:長谷基弘、2002年4月、こまばアゴラ劇場)。

こっそり訪れましたが、最高のリハビリになりました。
実験的な試みでしたが、とても意欲的に作品に取り組め
ました。これで、やっと大事な物だけ残して、今までの
人生全てリセット出来そうです。 ありがとうごさいまし
た。           2004年『星守る犬』に寄せて

中川 梨絵 Rie Nakagawa チェリスト  

新潟市出身。11歳よりチェロを始める。2000年昭和音楽大学器楽学科演奏家コース卒業。在学中、カミーユ・サン=サーンス「チェロ協奏曲」を大学オーケストラと共演。卒業後、サントリーホールデビューコンサート、王子ホール新人演奏会などに出演。2000年「第11回京都フランス音楽アカデミー」に参加。2001年より渡米し、ロサンゼルスにて研修を積む。2002年帰国後、2004年3月まで昭和音楽大学合奏研究員として勤務し、現在はフリーで東京都内、横浜市、金沢市、新潟市、山形県、群馬県、沖縄県等、各地でソロ・室内楽・オーケストラで演奏活動中。これまでに、チェロを鷲尾勝郎、アウトゥーロ・ボヌッチ、フィリップ・ミュレール、菅野博文、ダニエル・ロスミュラー、室内楽を川上久雄、松田洋子の諸氏に師事。

芝居に対しての興味、知らない世界に入る不安と共に、
うさぎ庵を訪れました。最初、ピアノ伴奏付きの曲を無
伴奏で弾くことや、曲の中の伴奏部分などを細かく、ま
た劇中必要でない部分を大幅にカットして弾くことは、
私にとって居心地が悪く、私をさらに不安にさせました。
しかし、庵主と三人の役者さんと稽古を進めるうち、私
の居場所、役割が見えてきて、芝居の中にいる不安が心
地よい緊張に変わりました。そしてチェロの魅力を再発
見できたことをとても嬉しく思っています。
      2004年『星守る犬』に寄せて

西本彩 Aya Nishimoto 照明家

青年団。青年団リンク・地点、KAKUTAなどさまざまな劇団で活躍。工藤の初公演『D』のために、NYにわざわざ明かりをつけに来て以来、うさぎ関連のほとんどの芝居の照明を担当。

うさぎはどこにいるのだろう。
      2004年『星守る犬』に寄せて

丹羽剛 Tsuyoshi Niwa ソプラノサックス奏者

16歳よりサックスを演奏。国際基督教大学卒業後、ニューヨークに渡り、George Garzone, Phil Markowitz, Reggie Workman, Dave Liebmanらに学ぶ。97年にはアルバム『Sequence X』を、00年には『Internal Dance』を制作。イタリアEMI専属アーティストAmalia Gre’のバンドメンバーに起用され、04年春にイタリア国内21箇所、さらに夏には14箇所のイタリア・ツアー後、一時帰国。日本での本格的なライブ活動も開始。また、04年、『Internal Dance』のレーベル再発が決まり、ローマでボーナストラックを録音(共演Riccardo Biseo, Francesco Puglisi)。日本でも発売が決定している。

沼田龍一 Ryuichi Numata 写真家

一橋大学法学部卒業後、食品関係の企業に就職するも、自由業への憧れ捨てがたくフリーの道に。うさぎ組から引き続き、うさぎ庵の撮影を担当。

一つの場面を安心して観ているつもりなのに、時間軸の
糸が奔放に織りなされ、「この人は一体誰だったの?」
と、いつの間にか引き込まれている。そんな“うさぎ芝
居”の一瞬を切り取り、定着できればいいのですが。
       2004年『星守る犬』に寄せて

水下きよし Kiyoshi Mizushita 俳優

花組芝居。朗読中心の個人ライブ『ON-DOKU』や、南青山MANDALAの変わり種とし てすっかり定着した、まったりトークライブ『弾丸列車』などの活動以外に、昨今はドラマティッ クカンパニー第一41回公演『仇討』(作/井上ひさし、2003年11月、東京芸術劇場小 ホール1)、花組芝居OFFシアター『その鉄塔に男たちはいるという』)作:土田 英生、2004年7月、銀座小劇場)など、演出にも意欲的である。

シリウスよ
何を照らしている
おおいなるかがやきが 畏怖れさす 人々を
天空の穴に 吸い込まれる
それとも 見つめているのか 満つめているのか
こんなにも愚かで 愛しい 人々を
天空にかがやく大犬 ありがとう
       2004年『星守る犬』に寄せて

山村崇子 Takako Yamamura 俳優

青年団。90年『科学するココロ』以来、ほとんどすべての青年団本公演に参加。なかでも、『ソウル市民』『東京ノート』『海よりも長い夜』(作/演出:平田オリザ)、青年団プロデュース『夏の砂の上』(作:松田正隆、演出:平田オリザ)は印象深い。映画『東京夜曲』(監督:市川凖)にも出演。

「うさぎ庵」という乗り物にのせられ、空中をぷかぷか
漂いながら、工藤さんのいれてくれたおいしいコーヒー
をのみながら、幾晩か不可思議な夢をみて、ポトリと地
上に落とされた、気がします。
       2004年『星守る犬』に寄せて

工藤千夏  Chinatsu Kudo

ニューヨーク市立大学大学院演劇科修士課程修了。コピーライターとして、朝日広告賞、消費者のためになる広告賞など多数受賞。広告代理店勤務と平行し、92年より青年団に参加、初演『北限の猿』(作・演出:平田オリザ)等に出演。演劇活動に専念するために退社、米国留学を敢行。留学中(2000~2003)に、マック・ウェルマンに師事、劇作を始める。英語による自作の、『D』(2002年6月)、『I can’t live without you, but I can’t live with you.』(同12月)をニューヨークにてリーディング上演。また、同じく12月には、ニューヨーク市立大学グラデュエイト・センターにて、平田オリザ作『阿房列車』の英語版、日本語オリジナル版のリーディング同時上演を企画、翻訳、演出、出演する。2003年1月より青年団演出部に所属、日本での活動を開始する。
また、作詞家としての仕事にも意欲的で、2002年10月紀尾井町ホールで行われたソプラノ歌手林正子リサイタルのライブ盤『祈り~En Priere』(作曲:笠松泰洋、作詞:工藤千夏)がリリースされた他、2004年夏には青森県三戸郡福地村立福地小学校校歌の作詞も手掛けている。

Chinatsu Kudo

Chinatsu has won numerous awards as a copywriter in Japan. While working for a major ad agency in Tokyo, she joined the Seinendan in 1992. She holds a Master of Arts from CUNY Brooklyn College, where she studied playwriting with Mac Wellman.

Her plays D and I can’t live without you, but I can’t live with you have been performed as readings in NY, in 2002, as well as she produced and directed English and Japanese versions of Oriza Hirata’s play Travel on Train, which was presented in CUNY Graduate Center. After going back to Japan, she belongs to the directing section in the Seinendan and presides her own company Usagian. She composed and directed her plays, Uno Tamago, Makka na Shiro, Enshuritsu no Yoru and Hoshi Mamoru Inu.

●青年団
平田オリザ主宰の劇団「青年団」のサイトです。
●こまばアゴラ劇場
青年団の本拠地、東京目黒区は駒場東大前にある劇場のサイトです。
●湯の国Web
工藤千夏が短編連作小説『お湯のある風景』を連載しています。
●銅夢版画工房Artists File どうむあぱーと
うさぎ庵HPの表紙を飾る版画家・横田早苗さんの作品が見られます。
●Norio Kudo
うさぎ庵の宣伝美術を一手に引き受けるアートディレクター・工藤規雄さんのサイトです。
●電脳版花組通信
うさぎ庵常連の俳優・水下きよしさんが所属する劇団「花組芝居」のサイトです。
●TARO MIURA WEB SITE
青年団の団祭りリーフの表紙でおなじみ、イラストレーター三浦太郎さんのサイトです。
●SOPRANOMASTER.COM
NY時代からコラボレーションを重ねる、ソプラノサックス奏者・丹羽剛さんのサイトです。